お見合い de ニューライフ | 日記 | これもひとつの愛の形

先日昔からの知り合いの近所に住んでいたおじさまと遭遇しました。 その方は確かもうすぐご結婚されて２０年近くだったかと記憶しています。   奥様とのご関係をお聞きすると耳を疑う返答が返ってきました。 どうやら奥様がここ１０年でだいぶお肥えになったそうで、服装も自分の好みのものではなく真逆のものを着ているそうです。そして完全にオバサンになってしまった、好きだった頃の妻はもういない、とつぶやいていました。さらにはバリバリのキャリアウーマンから主婦になられたとのことでした。 ここまではよくある話だと思うのですが、その後のコメントに驚いたのです。 「だから僕は何があっても離婚しないよ。離婚するならもっと前にしてる。そうゆう姿を見たら離婚は絶対にできない。」とおっしゃったのです。 ん？と一瞬頭の中が？？？でいっぱいになりました。 こうゆう話の後は大概、こんなはずじゃなかったとか不倫したいとかひたすら愚痴を言う、だと思うのですが、彼は全く逆のことをコメントしたのです。 すぐに頭のハンドルを逆回転して、深い愛情だなぁと衝撃を受けました。 コメントだけ聞いていると誤解しそうになりますが、真意は、妻には僕しか頼る人がいない、今じゃもう他に男もできないだろう、仕事も疲れて休みたいなら僕が養えばいい、昔の服が着られないから仕方なく着られる服を着ているのだろう、妻自身が一番今の姿に落ち込んでいるに違いない・・・といったような感じでしょうか。   そのような思いやりのある頼れる旦那様だからこそ奥様は自分に甘くなってしまうのかもしれませんが、世の中ではずっとキレイでいて欲しい、社会と離れずにいて欲しい、との思いを抱く男の人も多い中、なんて素敵な方なのだろうとちょっとうらやましくなってしまいました。 そしてほっこりとした気持ちになりました♪